仙台の助産院「とも子助産院」さんで、宿泊型の産後ケアを利用してみました!
産後ケアとは、出産後の育児指導やお母さんの心身回復を目的としたケアで私の住む仙台市では産後ケアを安価で受けられる支援を行っています。
今回は、自分(母)の休息を主な目的として1泊2日で利用させていただきました。
こんな人におすすめ
- 初産で育児方法がわからない
- 里帰りができなくて休みたい
- 沐浴方法など指導してほしい
- 夫も育児で疲れているのでお互いにリフレッシュしたい
- 睡眠不足で寝たい
- 産後うつになりそう・・
などなど、赤ちゃんが生まれたばかりで不安な時や休みたいときに本当に助かりました。
そんな初育児のワタシが産後ケアを利用したレポートをお送りいたします。
そもそも産後ケアって?
産後ケアとは・・
産後女性の身体の回復を図るための援助や授乳指導、新生児の世話、心理相談などのケアが提供されている。ケアの提供の形としては宿泊型、日帰り型、訪問型などがある。
参考:コトバンクより
私の住む仙台市では、母体の回復のための支援や育児指導、生活の相談等のサービスを行う産後ケア事業を実施しています。
場所は、病院だったり助産院で利用可能です。
生後4ヶ月未満の子供を持つお母さんで、「家族等から十分な家事及び育児の援助が受けられず、かつ産後に心身の不調または育児不安がある方」が対象となります。
利用回数に制限があり、日帰り7回・デイケア7回まで利用する事ができます
2022年4月からは【日帰り】の場合、産後12か月(1年)未満までに拡充されました!(宿泊型場合は産後4カ月未満)
今回は宿泊型産後ケアで利用した「とも子助産院」についてご紹介してみます!
(撮影許可をいただき掲載しています)
静かでアットホームな助産院
今回利用した「とも子助産院」は、仙台駅から車で約20分。
シェルコムせんだいや七北田公園の近くにある、とても静かな場所にあります。
本日は、旦那の送迎のもと車で来てみました。駐車場も施設の目の前に5台ほど他付近にも専用駐車場もあるので、車で来ても停められないという事もなく安心です。
雰囲気的には施設っていうよりも「大きなお家」「ペンション」って感じのイメージに近いかな?
きれいで広い~(*´ェ`*)
平成12年に開院されて、平成15年からこの地に移転されたそうです!そして2015年にリフォームしたそうな。
→詳しいプロフィールは公式HPからご確認ください
別料金になるけど、家族同伴もできたりカイロプラティックや鍼灸なども対応できるそうです。
産後ケアじゃなくても沐浴指導や育児相談もできるので、早く来ればよかったなあ。
とも子助産院の施設内
入口は鍵が掛かっていて、インターフォンを押してロックを解除してもらい中に入るようになっているのでセキュリティもばっちし。
まずは1階から。
サロンとキッチン
絵本コーナーがありました。
現在はコロナ禍のため、食事はお部屋食となります。
あとハンドメイド雑貨がずらり、スタイなども売ってました。
続いて2階です。
お部屋
畳部屋に大きめのお布団があるので、赤ちゃんと一緒に寝るのも全然OK。
実家に帰って来たかのような安心感が半端ないです(*´ェ`*)
テレビ、エアコン完備。おむつ用のゴミ箱と授乳クッションもあって、赤ちゃんと過ごすのにも広々。
コンセントもあるので、スマホなどの充電も問題ありません。
家族同伴も可能なので、子ども用にDVDプレーヤーもありました。(アンパンマン)
診察室
出産といえば産婦人科しか知らなかったから、なんだか新鮮でした。
給湯室
ここでミルクを作ったり、持ってきた飲み物を冷やしたりお茶などが用意されていました。
哺乳瓶の消毒はレンジタイプのものを使用しています。
ミルクはポットで作る感じです。
ミルクと哺乳瓶の持参が必要なので、私はいつも使っているピジョンの哺乳瓶を2つとキューブタイプのミルクを持ってきました。
あと、出産した産婦人科でおすすめされていたBeanStalkのプロバイオも持参しました。
気になったので質問してみたら、こういうキューブタイプかそのまま缶ごと持ってくるパターンらしい。
ミルクはいちいち計って小分けで持っていくのも大変だもんね。
シャワー室
タオル・パジャマは借りれるし、シャンプーコンディショナーもありました。
なので、洗顔とか化粧水だけもっておけばOK
フットバスもあったので、寒い日は足を温めながら入るとシャワーのみでも十分温まります(*´ェ`*)
沐浴室
沐浴したり、畳で預かり中の赤ちゃんもおりました。
丁度生まれたての赤ちゃんもすやすや寝てました(ちっこい~!)
あと2階では手作りのベビー服も売ってました。沐浴後こんな感じのベビー服着せてもらったんだけど、いつもの服とは雰囲気が違ってちょっと旅館風になって可愛かった(*´ェ`*)
わかりづらいけど、お借りしたベビー服。かわいいのう(*´ェ`*)
宿泊型産後ケアのスケジュール
とも子助産院さんの場合は、9時チェックイン15時チェックアウトになっています。
9時だとバタバタしそうだったので、9時30分にチェックインしました。
※以下はあくまで私の場合です。産後ケアのプランにより異なります。
9時30分 チェックイン旦那と一緒に抱っこひもなどのアドバイスをしてもらう
※オプション(別料金)で一緒に育児相談に乗っていただきました。
おむつ交換をする、産後ケアのアンケートを記入しケア内容を決める。
過ごし方プランを書く用紙は👶の記録にもあっているので、💩や🚽・授乳時間もしっかり書けるので助かります。
あとは、赤ちゃんを預かってもらってフリータイム(ひたすらゴロゴロ)
まもなく始まる保育園の準備グッズをネットで購入したり調べごとをしました。
12時昼食タイム!
私の好きなカオマンガイ!もしくはシンガポールチキンライス!(だと思う)
ボリューム満点で野菜たっぷりで美味しかったです(*´ェ`*)
少食の方は、御飯の量についてお話してた方いいかも。
ミルク量や、ちょっとした育児相談などに乗ってもらう
16時~フリータイム。施設を見学させてもらったり、持ってきた育児本を読んだり、たまっていたパソコン作業をする。
※wi-fi完備
ちょっとだけ👶がお部屋に戻る
18時夕食タイム!
👶再び預ける
久しぶりに食べた手作りハンバーグ\(^o^)/うまー!
桃もむくの面倒で自宅じゃ食べないので、こちらも久々。ご飯は炊飯器に入っていたので、自分の食べたいだけ食べられてよかった。
シャワーの時間は自由です。今日は早めに寝て、たっぷり睡眠時間を取るために早めの入浴。
19時30分~再びフリータイムでパソコン作業👶
終わったらyoutubeみながらストレッチしてちょっと本読んで、寝ようかな。
~1日目終了~
7時15分朝食タイム!
7時過ぎに起床。ぶっ通してよく寝たあああああ!!!!
起床とほぼ同時のタイミングで朝食です。
何もせずともご飯がでてくる有り難さといったら( ;∀;)
朝もバランスの取れた朝食でした\(^o^)/
👶お部屋にin。部屋で一緒にゴロゴロしたり読書。
👶再び預ける。まだまだ寝れるので朝寝。
11時過ぎ起床。お昼までゴロゴロする。
12時昼食タイム!
もりもり昼食を食べ、youtubeでストレッチをして軽く運動。
13時頃再び👶in
エルゴの抱っこ紐のレクチャーをしてもらったり、ミルクの作り方のアドバイスをもらったりする。
13時30分再び👶預ける。パソコン作業と帰る準備と精算
※現金払いになります。
めっちゃ休んだーーーーーーーーーーー!!!!!!
産後ケアの内容によるけど、休息をメインにしていたので施設にいる間は子供を預かっていただき久しぶりのおやすみタイムにすることができました( ;∀;)
チェックインした瞬間は、15時まで何しようなんて思ってたんだけど…
めちゃくちゃ寝ました!休みました!(休むためのものですし)
夜もミルクに起きることもなくそのまま朝までぐっすり・・・
※完ミです。
何もせず朝を迎えることができる有り難さ( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)
助産師の皆さんホントに優しい女神のような方たちばかりだし( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)
という感じで育児で悩んでいた事も解消できたし、とんでもなく休息する時間ができたのです\(^o^)/超リフレッシュ!
あと赤ちゃんと離れる時間がある事で、より一層可愛いく見えるという現象が起きます(*´ェ`*)
産後ケアは病院または助産院で利用できるので「どっちがいいだろう?」と思うけど、どちらも利用した私としては育児の相談をがっつりしたいとか、家のような感覚で過ごしたい時には助産院がおすすめです!助産院だと家みたいなリラックス感がとてもありました。
相談に乗ってもらった育児相談の事
抱っこひもの使い方
youtubeとか説明書を読んで、それ通りにやっているものの「これでOK」って言ってくれる人もいないので、とっても不安でした。
あと旦那にも抱っこ紐使ってもらうのに、あっているかわからない状態で教えるのもどうかなと思ったので、旦那にも指導してもらいました。
家にあった3種類の抱っこ紐を持参して、その場で助産師さんに使い方のアドバイスをもらいます。
気をつけるポイントとか、どの手順で入れていくとかいろいろ教えてもらえたのでこれでお互いに安心して抱っこ紐を使えそうです。
※旦那と一緒に受けて指導時間が長くなる場合は別料金になります。
おむつサイズの替え時
赤ちゃんも体重が4000gを超えてきて、そろそろサイズアップが必要かなぁと思いつつも新生児用のおむつを大量に買ってしまったために騙し騙し使っていた私。おむつの付け方やパンツタイプへの変更のタイミングなどアドバイスをしてもらいました。
ミルクについて
哺乳瓶用乳首のサイズや、ミルクの量、飲ませ方とかを相談しました。
ミルクの必要量の計算方法も教えてもらったので、これからはどれくらい飲ませればいいとか頻度とかわかってよかった~。
あとは、おくるみの方法だったりうつ伏せの練習方法だったり細々とした育児相談をたくさんさせてもらえました。
ほんとわかんないことだらけで、毎日検索しまくってましたもん。
ここ来てなかったら知らなかったわ~!って事もたくさんあったので、とも子助産院さんに来てよかった~!とつくづく思いました。
今コロナで、教室もやってなかったりするんでなかなか相談できるとこなかったんだよね。マンツーマンでなんでも質問できるのもよかった。
ネットにいろいろ情報あるけどその情報が正しいかわかんないし、助産師さんに実際指導してもらえるのってすごく有り難い( ;∀;)
意外と産後ケア知らない人もいるみたい。こんな良い支援使わないのはもったいなすぎる( ;∀;)
仙台で4ヶ月未満の赤ちゃんの子育て真っ最中のお母さん!
自分がこんな贅沢していいのかと思わず、使ったほうがいいです!ほんとに。
自分もリフレッシュできるし、旦那さんも休めるし、育児の不安も解消されて子供もきっと安心できるし、いいことばかりです。
そして今回利用させていただいた「とも子助産院」の助産師のみなさま、優しくたくさんのアドバイスと美味しいご飯と赤ちゃんのお世話本当にありがとうございました!明日からまた育児頑張れます👍
産後ケアの利用方法は?(仙台市の場合)
利用料金
利用料金は以下の通りです(2021年現在)
日帰り | 3200円/1回 |
宿泊 | 5500円/1日 |
1泊2日で利用する場合は「11,000円」になります。※自費の場合は料金が異なります
私の場合は、里帰りができず出産して退院してからすぐに自宅での育児をしています。親も仕事だったりお一人住まいだったりしたので協力はほぼなく、旦那も育児を手伝ってくれるものの、自営業のため育休なんてものもなく、お互いにしんどくなってきたタイミングでリフレッシュのために活用させていただきました。
2ヶ月後から仕事復帰を目標としていたので保活もあったり、生後1ヶ月は休みたいところだったけど仕事もちょこちょこやっていたりで忙しかったなぁ・・今思うと。。
初めての育児で、右も左も分からない状態だったし慣れない育児で連日の睡眠不足。。
これはもうだめだ・・という時に役所に相談し、産後ケアを申し込む事にしました。
利用方法
仙台市が支援する産後ケアを利用するためには、最初にかならず役所に行かなければなりません。
申込用紙に記入をして、利用したい日(1週間前)・希望施設を伝えます。
個人情報を扱うために初回のみ来所が必要だけど、あとは電話で申し込みが可能です。
その後、役所の方で調整を行い電話で連絡が来る→利用通知書みたいなのが届く→利用日当日!といった流れ。
たまたま、母が1日手伝いに来てくれたのでなんとかなったけど初産+ワンオペの人だったら生後まもなくは申込み厳しかったかもしれない。。
妊娠中にも申し込みは可能なので、動けるうちにとりあえず相談しておくのがおすすめです!
出産して退院して2~3日くらいで1度目のピークがくるから、そのあたりで1回利用したかった。
どうしても母一人で「頑張んなきゃ!」ってなっちゃうけど、休息も本当に大事です。せっかく、自治体で産後ケアという支援を行っているんだから、これから頑張るためにも利用できるものは利用するといいと思います!